愛しの山道具たち

山で活躍する道具のご紹介

ハイドレーションシステムを使ってみませんか?

 

 まだ聞きなれない方が多いかもしれません。

レースに参加する人が使うんじゃないの?とか、なんかチューブが大げさに見えるわ〜、と思ってる方もいるのでは。

 

ハイドレーションシステムとは

簡単にいうと、ザックに1〜3Lのタンクを入れ、そこからチューブを胸元まで出して、飲みたい時に歩きながらでもチューチュー飲めるシステムです。

見た目、背中からチューブが出てきて、なんじゃありゃ?という姿になります。

このシステムを使うためには、ザックが対応していることが必要ですが、最近の登山用ザックは、トレラン用に限らずほぼ対応しています。

 

ザックにはどうやって装着するの?

対応しているザックには、中の背面内側にタンクを入れるポケットがあります。

 

やり方は簡単。

1.タンクに水(とかお茶とか)を入れる

2.タンクにチューブをセット

3.ザックのポケットに入れる

4.チューブをザックから出す

 

ザックにもよりますが、ザックの上部に「H2O」と書かれた場所にチューブを中から外に出す穴がありますから、そこからチューブを外に出します。あとはザックの肩のヒモに通せばセット完了!

 

使うシーンは?

おそらく、トレランのレースから普及し始めたのではないでしょうか。僕は10年ちょい前から数年間トレランレースに参加していましたが、当時からレース参加者にとっては、ほぼ必需品。

トレランザックも今のようにたくさん種類があったわけではありませんが、だいたいどれも対応していたと思います。

水分補給するたびにザックを下ろしていたのでは時間がかかりますから、このシステムで手軽に飲めるわけです。

でも手軽に飲みたいのは、レースに限ったことではないですよね?登山の時も、時間短縮する必要がなくても、わざわざザックを下ろさなくても飲めることに越したことはありませんから。

 

タンクの容量

ハイドレーションはいろいろなメーカーから出されていて、容量も1〜3Lくらいのタンクがあり、自分に合ったものを選びます。

個人差があるし、大は小を兼ねますが、通常のルートなら小屋など補給箇所があるので、2Lあれば足りることが多いでしょう。

行程にもよりますが、ボトルホルダーを胸につける場合もあります。容量がだいたい500mlくらいですから、これと併用することもあり得ます。というか、僕はそうしています。ちなみにトレランレースでは胸元にダブルボトルのスタイルの人もいます。

僕は汗かきなので、水分は十分持つことにしていて、テント泊の際は、飲料用にハイドレーションにお茶2Lとボトルホルダーに500ml、ポカリ1Lは持っていきます。あと食事用に水1L程度。水分だけで4、5キロ。お、重い。

 

便利なんです、とっても

僕が山を登るとき、ずっと前は50分歩いて10分休憩って感じにしていましたが、最近、登山の時にもハイドレーションをつけてチューチュー飲みながら、休憩といっても1、2分立ち止まるくらいで登っています。

別に急いでいるわけじゃないんだけど、この登り方でいいのかどうか...疑問ですが、相棒は初めて登った時からそんな登り方になっています。

さらに、タンクごと冷凍できるのがすごくいい!夏は絶対に冷凍します。体温でいい具合に解かしながら、常に冷え冷えのお茶が飲めます。ザックの生地の厚みにもよりますが、多分、背中を冷やす効果もあると思います。

 

イマイチなところは?

僕が使っているのはCAMELBAKとプラティパス。お値段が少々...高めです。もしかすると大きなハードルかもしれません。使ったことがありませんが、他に安いのもあるみたいです。

 

それから洗うのがちょっと面倒。チューブを洗う細いタワシが売られていますが、これまた高い。僕はサーっと水を流して済ませています。

もう一つ、残量が分からない。背中に入れているので、タンクが見えませんから。飲んだ量を感覚で記憶しましょう。(意外と分かります)

洗った後も乾くまで時間がかかります。

 

使い分け

ハイドレーションは飲料用ですから、もちろん、料理や珈琲、紅茶など用には別に持つ必要があります。

以前のボトルはアルミ製が主だったと思いますが、最近は樹脂製のものや、モンベルやプラティパスなどのソフトボトルがあって、とても便利になった気がします。

樹脂製のものは軽いし口が広くて洗いやすいし、ソフトボトルは凍らせることができて、中身がなくなれば丸めて小さくできます。

ソフトボトルは、一度落として破裂したことがあるし、耐久性はアルミや樹脂製に劣る気がしますが、それでもなお、冷凍&折り畳みのメリットは大きいです。

テント泊縦走の時はボトル類はフルラインナップで装備します。アレコレと準備が手間ですが、慣れて来たらそれぞれの特長を生かして、とても便利な山行となりますよ。

 

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